2007年09月18日

武勇伝(12)

『移転リニューアルオープン計画』

私が働いてたツ○ヤK店がもっと集客、売上の見込める場所へ移店することが決まった。

だがスタッフのほとんどが移店すると通勤が困難なため、既に退職の申し出もあり、店長のカッティは焦っていた。
新人スタッフの募集をかけたが、既存スタッフに辞められるのは痛いので、カッティは引き留めるため、私にも声をかけてきた。
私はケーキ屋に連れて行かれ、キャンドルが置かれたテーブルで、いちごショートケーキとレモンティを口にしながら、カッティの話を聞いた。
ほとんどのスタッフが移店後、通勤が困難になる中で、私は移店先が家の近所だったので、むしろ移店に大賛成だったが、そのことはカッティには伏せた。
私はカッティの説得で渋々残留するフリして、給料アップの交渉にも成功した。

移転リニューアルオープンに向けて、新人スタッフが十数人入り、カッティの新人教育がはじまった。
カッティが面接で採用した新人スタッフの選考基準は能力より個性を重視したそうだ。

<主な個性派新人スタッフ>

・苦労人ミノッチ(♂)は機械オンチで、携帯でメールの打ち方がよくわからず、タイトルに本文書くので文字数がいつも足りない。

・魔人コオロギ2004(♀)は、存在感のあるパワフル主婦で、じつはカッティの密偵だったことが発覚し、のちに既存スタッフに嫌われてる。

・パン工房のユッケ(♀)は、ご機嫌不機嫌の波が非常に激しい性格だが、仕事振りは真面目である。

・ナンパ師のテツ(♂)は、自称ダーツ&ナンパの達人で、嫌がるパン工房のユッケに猛烈アタック(死語)していた。

・口軽流しマン(♂)は、仕事もせずお喋り好きな性格が災いして、パン工房のユッケの相談事をベラベラと他人に喋ったため信用を失う。

・毒舌百合っぺ(♀)は、メガネがとても似合い、メガネを外しても私が知る限り人生最高の美人だが、毒舌でいつもパンチが効いている。

・無一文セカチュー(♂)は、いつも手持ちの金がないため、飲み会、カラオケ会では誰かが肩代りする。(金返せ!)

・天然少女アヤ(♀)は、清楚で知的な可愛さを持つ反面、天然なのか飲み会ではツ○ヤの制服を着て飲んでいた。

移転計画は順風満帆とはいかず、カッティが抜き打ちで行った内部不正の調査が原因で、既存、新人スタッフを巻き込んだクーデターが発生し数名の退職者がでた。
数ヶ月の研修で新人スタッフも育ち、いよいよツ○ヤK店が移店を間近に控え、さらに大きな事件が起こった。
ツ○ヤK店の移転前、移転後の位置を結ぶ中間地点辺りに、なんと競合店○ガK店が新規開店するのだ。
本部からの発表で、ツ○ヤK店は真っ向から○ガK店と勝負はせず、移店の計画が中止になった。
追い討ちをかけるように、今ある店舗も既に次の入居が決まって、期限までにツ○ヤK店は出て行くのだ。

この最悪な展開で、既存スタッフと、数ヶ月の研修が無駄になった新人スタッフは退職が決まり、一部希望者のみ他の店舗に異動が決まった。
そして私はツ○ヤI店で働くことが決まり、半月後には腐れ縁なのかカッティもツ○ヤI店の店長に就いた。



『ユッケの相談』

ナンパ師のテツは体臭がキツイのだが、問題はそこではない。
パン工房のユッケから強引に携帯アドを聞きだすと、毎晩のようにメールで自らの武勇伝を語り、デートに誘おうとするのだ。
困ったユッケは口軽流しマンに相談するが、相談する相手を誤った。
流しマンはベラベラとスタッフ十数人に相談内容を喋ったのだ。
瞬く間にスタッフ全員に知れ渡り、ユッケはこの世の者とは思えない形相で怒り狂った。
その後、ツタヤK店を潰すことが決まり、ユッケは最後まで働いたが、テツは無断欠勤、流しマンはシフト希望を出さず最後まで休んだ。
posted by ひかわなる at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝
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